【坊野間県立自然公園】リアス海岸や奇岩など大自然の神秘を感じよう
急峻な地形が生み出すリアス海岸や、トレッキングから本格的な山登りが楽しめる坊野間県立自然公園。大自然の景観があなたをリフレッシュさせてくれます。
坊野間県立自然公園の楽しみ方
坊津から笠沙に至るリアス海岸は海岸付近の傾斜が急で山地が直接海に迫っているところが多く、高所から雄大な景色が臨めます。また、野間半島とその先に広がる大小無数の海に切り立つ岩は、東シナ海の地平線に沈む夕陽に映し出され、大自然の神秘を感じさせてくれます。
枕崎の火之神公園ではキャンプが楽しめ、夏には多くの人でにぎわいます。野間岳、亀ヶ丘、磯間嶽では山頂まで登山ルートが整備されており、亀ヶ丘ではパラグライダー、磯間嶽ではロッククライミングが楽しめます。
海道の絶景を巡り、悠久の歴史を感じよう
海沿いの絶景や山からの景色、歴史を感じる街並みなど、バラエティ豊かなスポットをご紹介します。
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大当石垣群
もっと見る石垣で囲まれた家並みが連なる大当集落は傾斜地を生かした集落。100万個といわれる自然石の野面積みによる集落は圧巻で、散策路も整備されており、石畳の道は1,250メートルに渡って続いています。
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夕日が丘公園
名前の通り夕日の絶景ポイント。駐車場の電波塔を目印に小道を進むと公園へ行くことができるのでゆっくりと散策することをおすすめ。野間岬を見渡せ素晴らしい眺望を楽しめます。
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後藤鼻展望所
後藤鼻展望台は眼下に沖秋目島(ビロウ島)が横たわり、そのエメラルドグリーンの海は海底の地層によりコントラストが変わり、見るものを魅了する美しさです。
展望台に植えてあるビローやフェニックス、ソテツなど亜熱帯の植物が南国ムードを演出しており、トロピカル感いっぱい。またここは夕陽の名所としても知られており、夕陽やビローなどを背景に撮った写真は、南の島を思わせます。 -
野間岳
もっと見る標高591mの火成岩からなる円錐状の山。開聞岳、金峰山と並び「薩摩半島の三名山」に数えられています。野間神社から山頂までは歩いて約40分。4月頃には野間ツツジが見頃となります。登山道があるので、軽いトレッキングに最適。
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高ボ子山(たかぼねやま)
登山口から山頂まで約20分。気軽にトレッキングを楽しめるスポット。秋には自生のリンドウが楽しめます。頂上にある愛の鐘を鳴らして愛願岩に願い事をしてみては。
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秋目のアコウの木
秋目小学校跡にあるアコウの木は、数多いアコウの中でも大きく枝を拡げており、迫力がある一本です。手書きの看板には樹齢千年の記載やアコウの木の説明もあり、秋目港からゆっくり散策するのもおすすめ。
ダイビングポイント
大当海岸ではサンゴの群生を見ことができます。また、笠沙の透明度は抜群で、大型魚から小型の生物まで様々な観察ができます。
※ダイビングについてはルールがありますので、近くのダイビングショップへお尋ねください。
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亀ヶ丘
もっと見る山頂の岩肌が亀の形に見えることから「亀ヶ丘」と名付けられた山。山頂には展望所があり、南西側にはリアス海岸の美しい景観を望むことができます。
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磯間嶽
もっと見る鹿児島市内から車で約1時間で登山口に到着。登山口は3つ「岩稜コース登山口」、「大浦登山口」、「下津貫登山口」あります。岩稜コースから登り、大浦登山口へ下山する周回コースが一番人気。
※登山はガイド付きで散策することを推奨します。詳しくは南さつま市観光協会までお問い合わせください。 -
坊の街並み
街並みに残る石畳、倉浜荘(密貿易屋敷跡)、白壁の民家、石柱門。江戸時代、貿易が盛んだった頃の屋敷の名残りで見事な石積が並んでいます。八坂神社や、高台には航海の安全を祈願する金比羅神社があります。
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坊ノ岬灯台
大正期の現役灯台で灯台職員の退息所跡が残っています。 天気の良い日には、東に開聞岳や大隅半島、南に竹島・硫黄島・黒島薩南諸島並びに、屋久島・口永良部島、西には野間半島から甑島まで望めます。
※見学については、坊津やまびこ会まで問い合わせください。 -
耳取峠から望む風景
もっと見る南さつま市坊津町から枕崎市に向かう道中にある耳取峠は、開聞岳、立神岩や、枕崎市街までを見渡すことができる坊野間県立自然公園を一望できる絶景ポイント。ドライブやバイカー達も立ち止まるおすすめ写真スポット。
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赤水大龍権現社
大龍権現を崇めるための小さな社が溶結凝灰岩の穴の中に鎮座しています。対面には龍神が天に駆け上がったと云う烏瀬と共に神秘的な雰囲気が漂い、パワースポットとしても注目されています。
海道八景めぐり
「海道八景」とは南さつま市が選定した、国道226号線から眺望できる雄大な自然や文化遺産など8つの景勝地のこと。サイクリングイベント「ツール・ド・南さつま」のコースにもなっています。
南さつま市観光協会公式サイト-
立神岩
もっと見る雄大な景観を誇り、枕崎市のシンボルとも言える立神岩は42mの高さを誇ります。市内東部からは冬至頃に、立神岩へ重なるように沈む夕陽を見ることもでき、その美しさと神秘さは国内外からの多くの観光客を魅了しています。
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海岸線トレッキング
火之神公園プール施設のそばから海岸線沿いに降りることができ、立神岩に最も近づける場所をトレッキングすることができます。休憩を入れながら1時間程度でゆっくり散策し、平和祈念展望台下の階段を上って戻ることができます。
※干潮時、天候が良い日に限る。岩が積み重なっているため、足元には要注意。 -
火之神公園
もっと見るその雄大な景観は薩摩半島随一。また、古事記や日本書紀に登場する「海幸彦と山幸彦」にゆかりのある地としても有名。行楽シーズンにはキャンプやピクニックで賑わいます。夏には隣接する「火之神公園プール」がオープンし、多くの利用者が訪れます。
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キャンプ(火之神公園)
もっと見る東シナ海が目の前の海岸沿いでキャンプを楽しむことが可能。開聞岳方向から昇る朝陽、立神岩方向に沈む夕陽は絶好のロケーションとなっています。
※利用方法については必ず枕崎市HPをご確認の上、利用してください。 -
花渡川(けどがわ)河口散策
枕崎の中心を流れる花渡川の河口には立神神社があり、神社周辺から海岸に降りることができます。干潮時に散策をしながら、季節毎の野鳥を観察を楽しんでみては。
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台場公園
もっと見る台場公園は芝生が広がり、駐車場もあり、市民の憩いの場になっています。夏期には海水プールがオープンします。近くには鰹節工場が数軒あり、”枕崎らしい”香りも感じられます。航海安全の守り神である蛭子神社が鎮座し、毎年旧暦6月16日には「蛭子神社六月燈」が行われています。
坊津アルプス
草野岳、尊牛山、車岳を「坊津アルプス」と紹介しており、山歩きの愛好家が多く見られます。草野岳から丸木崎展望所まで向かうコースで約6時間程度で回る事ができます。
※山の楽しみ、危険性などを紹介していただくために山岳ガイド付きを推奨します。(坊津やまびこ会)
一度は食べたい!坊野間の特産品
温暖な気候を生かしたかんきつ類と、枕崎のかつおをぜひご賞味ください!
こうやってまわると楽しい!おすすめコース
南薩摩の海・空・自然を楽しめる5つのルートを新提案!
歴史・資料館を訪ねる
海沿いの里・坊津や笠沙を歩くと、歴史を感じるスポットがたくさん!歴史を深く学べる施設をご案内します。
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鑑真記念館
もっと見る唐の高僧で奈良唐招提寺の開祖である鑑真は、日本に仏教の戒律や薬学の知識などを伝えました。その鑑真の偉大な功績を讃え、平成4年に記念館が建立されました。
館内では、鑑真坐像の複製のほか渡航の模様とその生涯を、展示品や大型ビジョンでの動画で詳しく紹介しています。車いす用のスロープや広めの駐車場も完備されており、海外からの来場者向けに多言語マップも準備しております。 -
坊津歴史資料センター輝津館
もっと見る日本三津の一つに数えられる歴史的港町「坊津」を学べる資料館。中国や琉球等との交易関連資料や、仏教文化にまつわる資料、様々な民俗資料など、貴重な文化財が展示・公開されています。また、2階の展望テラスは国指定名勝「坊津」双剣石のベストビュースポットになっています。
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焼酎づくり伝承展示館 杜氏の里笠沙
もっと見る黒瀬杜氏の伝統技術の保存継承を図ると共に地域おこしの一環として建設されました。映像・パネルなどを使った焼酎づくりの解説や、焼酎づくり見学はもちろん、笠沙観光の案内も行っています。
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くじらの眠る丘・座礁くじら記念碑
もっと見る平成14年に小湊干拓海岸に座礁した内の1頭のマッコウクジラを骨格標本として永久保存し、後世へ座礁の記録を残すために建設された「くじらの眠る丘」。1階の前面がガラス張りでクジラの骨格全体を見渡すことができ、2階のロフトからは骨格を見下ろせる造りになっています。
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黒瀬展望ミュージアム笠沙美術館
もっと見る沖秋目島を望む高台に建てられた美術館。さまざまな企画展を開催し、市内外の愛好家に美術作品を公開しています。デッキから望む東シナ海や山々の景観も、まるで一つのアート作品のように美しく壮大です。ここから眺める沖秋目島の風景は、南さつま海道八景にも選定されていて、空気が澄んだ日には遠く黒島(三島村)も眺望できます。
ぜひ立ち寄りたい!道の駅&お土産スポット
地元ならではの特産品やお土産品を購入したり、食事も楽しめる道の駅&お土産スポットをご紹介します。
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自然公園内の楽しみ方を紹介した周遊 マップを作成しています。
お出かけの際にご活用ください。
関連資料
■県立自然公園についてのお問い合わせ
鹿児島県環境林務部自然保護課
電話番号:099-286-2617