白糖製造工場の建設に関わったイギリス人建築技師のトーマス・ウォートルスと、白糖製造技師のマッキンタイラーの宿舎跡。宿舎は白ペンキ塗りの洋館で、白糖工場や名瀬湾を一望できる山頂に建設されました。洋館は島の人から「蘭館」と呼ばれ、この山は「らんかん山」と称されるように。その後、ウォートルスは明治政府に雇用されて東京・銀座の煉瓦街や、大阪造幣寮等の設計を行い、日本近代建築を牽引する人物となります。白糖工場はウォートルスが建設した近代建築の第1号で、ウォートルスとシマの恋人・マシュの別れを唄ったとされるシマ唄も残っています。
産業遺産情報
建設年代 | 慶応年間 ※ おそらく1865 |
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標柱・説明版 | 無 |
地表遺構の有無 | 遺構はなく、付近は公園になっています。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県奄美市名瀬町金久 |
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電話番号 | 0997-54-1210(奄美市文化財課) |
交通アクセス | 奄美市役所から徒歩15分 |
駐車場 | 無し |