久見崎軍港跡 (グミザキグンコウアト)

薩摩藩が管理していた 軍港

北薩摩エリア 市町村指定文化財 造船

1597年に慶長の役がはじまると、島津義弘はここから50艘あまりの軍船を率いて朝鮮へ渡海しました。江戸時代には、役所(御船手)が置かれて軍船が管理され、参勤交代や船舶取締などを担っていました。久見崎軍港で船大工をしていた二ノ方良右衛門は、桜島の瀬戸村造船所における洋式帆船「昇平丸」の建造に関与した人物で、後に幕府が創設した長崎海軍伝習所に派遣されて航海術などを学びました。軍港は、昭和37年の河川改修によってほとんどが埋め立てられたとされています。軍港跡の一部はハマボウの自生地となっており、市の天然記念物に指定されています。
 

産業遺産情報

建設年代 未詳
土地所有者・管理者 薩摩川内市
(公園・ハマボウ自生地のみ)
標柱・説明版 標柱,説明板あり
地表遺構の有無 ・遺跡の大部分が河川改修によって埋め立てられていますが、一部に当時のものと思われる石垣が残っています。
・発掘調査や古写真等から、久見崎軍港跡の範囲やドックの位置等が推定されています。
見学の際の留意事項 ハマボウの開花時期は7月〜8月です。

基本情報

住所 鹿児島県薩摩川内市久見崎町字諏訪後
電話番号 0996-22-7251(薩摩川内市教育委員会社会教育課)
交通アクセス 南国交通バス(路線番号111)高江・土川線
「川内駅」で乗車後「久見崎入口」バス停下車(約40分)
駐車場 有り(久見崎公園駐車場)

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