枕崎湾の防衛のために設置された砲台・枕崎砲台。山川港に設置された松山砲台とともに、薩摩藩が設置した初期の砲台のひとつです。『薩藩海軍史』には6ポンドカノン砲2門、 20ドイム臼砲1門、700目野戦砲1門、500目野戦砲1門が配備されていたと記録されています。初期の台場は、敵の砲撃から兵士や大砲を守る胸壁をもたない簡単なつくりでした。また、設置された大砲も小型の和式砲であったと推測されています。戦後、港の整備が進められ、現在は台場公園となっています。
産業遺産情報
建設年代 | 弘化元年(1844) |
---|---|
土地所有者・管理者 | 枕崎市 |
標柱・説明版 | 無 |
地表遺構の有無 | 枕崎砲台は現存しておらず、現在は台場という地名のみが残っています。 台場公園からは、沿岸警備の遠見番所が置かれた岩戸山を見ることができます。 また、枕崎港に隣接する位置にあり、港を守る形で配置された台場という立地が確認できます。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県枕崎市恵比須町235 |
---|---|
電話番号 | 0993-72-2221(枕崎市教育委員会) |
交通アクセス | JR枕崎駅から徒歩15分 |
駐車場 | 有り(台場公園駐車場) |