金山橋は凝灰岩で建設された美しいアーチ形の石橋で、長さ22.6m、幅4.2m、川からの高さは約10m。島津家は幕末にフランス人技師のコワニエを雇い、山ヶ野金山の近代化に着手しました。コワニエが去った後、1878年にオジェが雇われると近代化事業を継続。オジェが行った金山の近代化事業は、鹿児島県の年間予算に匹敵する20万円が投じられました。その一環で山ヶ野から加治木港までの馬車道も整備。金山橋は、この馬車道整備に伴い、網掛川にかけられたものです。橋の近くには、当時の馬車道とみられる旧道が残っています。
産業遺産情報
文化財指定 | 姶良市指定史跡 |
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建設年代 | 明治13年(1880)頃 |
土地所有者・管理者 | 姶良市 |
標柱・説明版 | 標柱,説明板あり |
地表遺構の有無 | 橋本体は明治期の状態で残っています。欄干や路面は,平成23年3月に改修が行われており,新しい部材となっています。 |
見学の際の留意事項 | 水神碑が残っています。 旧道から川に下りて橋を見学できます。 橋の下流には,龍門滝があります。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県姶良市加治木町小山田34-1 |
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電話番号 | 0995-62-2111(姶良市教育委員会) |
交通アクセス | JR加治木駅から車で約15分 |
駐車場 | 有り |
ホームページ | 姶良市役所 姶良市観光協会 |