松ヶ浦砲台跡 (マツガウラホウダイアト)

外国船侵入を防衛する 松ヶ浦砲台跡

南薩摩エリア 青銅砲 砲台

「台場鼻」と呼ばれる港の東側にある小さな岬に設置された松ヶ浦砲台。五百匁砲(砲弾重量約1.8kg)が配備されていたと伝えられています。松ヶ浦は薩摩藩公認の商業地区(浦町)で、藩の役所が置かれていました。そして、江戸時代から明治にかけて海運や商業の町として栄えていたといわれています。砲台は、海運・商業の中心地であった松ヶ浦への外国船侵入を防ぐために設置されたと考えられ、砲台の場所は北山神社西側の雑木林のあたりとされていますが遺構は不明です。

産業遺産情報

建設年代 嘉永・安政年間
土地所有者・管理者 国、鹿児島県
標柱・説明版 無し
地表遺構の有無 台場跡には石灰焼窯(ヘヤッガマ)が建設され、窯は昭和40年代まで使用されていました。窯跡が現在の堤防であり、台場跡の推定地の根拠となっています。現況は保安林。台場跡は,石灰の焼窯に改造されて原型を留めていないと伝わっています。

基本情報

住所 鹿児島県南九州市知覧町南別府(松ヶ浦)
電話番号 0993-83-4433(南九州市役所文化財課)
交通アクセス JR指宿枕崎線松ヶ浦駅から車で約5分
駐車場 無し

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