江戸時代の知覧地域では、主に頴娃の海岸から砂鉄を採取し、盛んに製鉄を行っていました。特に、頴娃村矢越の浜の砂鉄は良質であると有名で、厚地松山製鉄遺跡のほか、集成館にも運ばれて高炉製鉄の原料に使われていました。砂浜には砂鉄が集中する場所があると見られ、砂浜を掘って砂鉄の層を探したといわれています。また、矢越の浜へ向かう道の途中には、砂浜を見守る神様である「砂鉄の神様」が祀られています。
産業遺産情報
土地所有者・管理者 | 国 |
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標柱・説明版 | 無 |
地表遺構の有無 | 砂鉄を採集した砂浜が残っています。 |
見学の際の留意事項 | 矢越公民館を西側に向かうと、左手に砂浜に降りる道があります。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県南九州市頴娃町御領(矢越) |
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電話番号 | 0993-83-4433(南九州市役所文化財課) |
交通アクセス | JR指宿枕崎線御領駅より車で約5分 |
駐車場 | 無し |