大規模な金山の近代化を図った五代龍作(五代友厚の娘婿)が、串木野芹ヶ野金山に電気を供給するために建設させた発電所です。当初の出力は250kWで、神之川の水力と落差を利用して発電を行いました。ヨーロッパ風の石造建造物で、南側には六角形の塔がついていて、屋根壁中央には島津家の家紋が施されています。島津家が建設した発電所のうち、唯一、明治期の姿を留めている発電所でもあります。
産業遺産情報
文化財指定 | 国登録有形文化財 |
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建設年代 | 明治41年(1908) |
土地所有者・管理者 | 九州電力株式会社 |
標柱・説明版 | 説明板あり |
地表遺構の有無 | 現役の発電所で,石造平屋建ての建物が現存している。敷地の外から建物を見学できる。 |
見学の際の留意事項 | 発電所内、立入禁止 |
基本情報
住所 | 鹿児島県日置市伊集院町大田3109-1 |
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電話番号 | 099-248-9432(日置市教育委員会) |
交通アクセス | 鹿児島市街より美山ICから車で10分、川内方面より国道3号線美山入口から車で10分 JR伊集院駅からバス(鹿児島交通)上川内/串木野行き(いずれも湯之元・串木野経由普通便)で「大田下」バス停下車 徒歩15分 |
駐車場 | 無し |
ホームページ | 日置市役所 国指定文化財等データベース 文化遺産オンライン |