島津斉彬は、1858年に指宿で起こった大干ばつを目の当たりにしました。そして、これに危機感を抱くと将来の干ばつに備えるために、奉行所の役人・東郷実友(東郷平八郎の父)らに97か所の井戸を掘らせます。翌年、東郷実友らは井戸を掘ったことを記念して掘井碑を建設。当時の井戸は明治から大正時代の耕地整理によって埋められ、1937年には碑文が読みづらくなったため新しい碑が建設されました。そのため現地には、江戸時代と昭和に建てられた新旧ふたつの碑が残っています。
産業遺産情報
文化財指定 | 指宿市指定有形文化財 |
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建設年代 | 安政6年(1859) |
土地所有者・管理者 | 民有地 |
標柱・説明版 | 標柱,説明板あり |
地表遺構の有無 | 堀井碑は磨耗で字の判読が難しくなったために、昭和12年(1937)に新たに建て直されており、新旧の2基が残されています。当時作られた井戸は残っていません。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県指宿市東方7353 |
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電話番号 | 0993-23-5100(指宿市教育委員会社会教育課) |
交通アクセス | JR二月田駅から車で8分/徒歩15分 揖宿神社から徒歩3分 |
駐車場 | 無し |
ホームページ | 公式サイトを見る 明治維新とかごしまみて歩き |