薩摩藩英国留学生とともにイギリスに渡った、藩使節の五代友厚や新納久脩。彼らはプラット・ブラザーズ社に紡績工場の設計を依頼します。そして、機械を発注し、技師派遣も依頼しました。工場はプラット・ブラザーズ社の設計に手を加え、地元の凝灰岩を使った石造りの建物。現場では、司長ホームを含む7名のイギリス人技師が200名余りの職工に技術指導を行いました。原料の綿花は関西方面で買い付けたもので、これを紡績工場で白木綿や、絣などに加工。その多くは関西方面で販売されていました。
産業遺産情報
文化財指定 | 国指定史跡 |
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建設年代 | 慶応3年 (1867) |
土地所有者・管理者 | 島津興業 |
標柱・説明版 | 標柱,説明板有り |
地表遺構の有無 | 紡績所や鋳銭所の基礎遺構が地下に保存されていますが、発掘調査後に埋め戻されています。 |
見学の際の留意事項 | 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である旧集成館の遺構の一つです。 紡績所跡地は商業施設となっており、紡績所跡の記念碑が建てられています。徒歩で,鹿児島紡績所跡,磯造船所跡,旧鹿児島紡績所技師館を周遊して見学することができます。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町9688-25付近 |
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電話番号 | 099-247-1551(仙巌園代表) |
交通アクセス | JR鹿児島中央駅から車で約20分 鹿児島空港から(姶良IC~国道10号経由)車で40分 JR鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー約30~50分 「仙巌園前」バス停下車徒歩2分 |
駐車場 | 有(異人館の駐車場を利用) |
ホームページ | 維新のふるさと鹿児島市 |