ヨーロッパ式の船を建造するために設置された造船所は、磯海岸にありました。島津斉彬は、藩主になると長崎からヨーロッパ式の船の技術書を取り寄せ、ヨーロッパ式の船の建造を開始。この船の建造は、御船手で働いていた地元の船大工と長崎から招かれた3~4名の船大工が行いました。完成した船は「伊呂波丸」と呼ばれ、全長は約40mで外国船と同じ3本マストの船です。内部はヨーロッパ式で、外部は幕府の大船建造の禁に違反しないように和船に。磯造船所では、蒸気船の研究も行われていました。
産業遺産情報
建設年代 | 嘉永4年(1851) |
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土地所有者・管理者 | 民有地 |
標柱・説明版 | 標柱有り,説明板有り |
地表遺構の有無 | 遺構は残されていません。 |
見学の際の留意事項 | 照国公(島津斉彬)製艦記念碑と造船所の由来を記す石碑が建っています。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町9688-17 |
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電話番号 | 099-227-1962(鹿児島市教育委員会) |
交通アクセス | JR鹿児島中央駅から車で約20分 鹿児島空港から(姶良IC~国道10号経由)車で40分 JR鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー約30~50分 「仙巌園前」バス停下車徒歩4分 鹿児島交通バス「異人館前」バス停下車徒歩1分 |
駐車場 | 無し |
ホームページ | 明治維新とかごしまみて歩きHP |