洋式船や蒸気機関の修理、部品製造を行った集成館の機械工場。この石造りの建物の責任者は、技術者・竹下清右衛門でした。竹下は長崎製鉄所などの西洋式の建物を参考に工場を建設。そのため屋根を支える小屋組が不完全で、和小屋のような太い梁や石壁の基礎部が神社建築によく見られる亀腹石であるなど、日本人だけの力で苦労してつくった様子がうかがえる建物になっています。工場内にはオランダやイギリスから輸入された最新式の機械を設置。現在は博物館(尚古集成館)として島津家や集成館事業の歴史を学ぶことができます。
※尚古集成館本館は耐震・リニューアル工事のため2022年5月9日(月)~2024年9月末まで休館(別館は無休で開館中)
産業遺産情報
文化財指定 | 国指定重要文化財 |
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建設年代 | 慶応元年(1865) |
土地所有者・管理者 | 島津興業 |
見学の際の留意事項 | 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である旧集成館の遺構の一つです。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町9698-1 |
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電話番号 | 099-247-1511(尚古集成館) |
営業日 | 通年 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休日 | 年中無休 ※鹿児島マラソン開催日を除く |
料金 | 【入場料金(名勝仙巌園と共通チケット)】 個人:大人・高校生以上1000円,小中学生500円 団体(20名以上):大人・高校生以上900円,小中学生450円 団体(100名以上):大人・高校生以上850円,小中学生400円 ※ 乳幼児無料 |
交通アクセス | JR鹿児島中央駅から車で約20分 鹿児島空港から(姶良IC~国道10号経由)車で40分 JR鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約30~50分 「仙巌園前」バス停下車すぐ |
駐車場 | 乗用車:1日300円,バス:1日1000円 |
ホームページ | 公式サイトを見る 「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会HP |