毎年、琉球王国では春になると使節の派遣を行い、派遣された使節は琉球館に一年間滞在しました。また、島津家にめでたいこと、逆に災いなどが起きたときは特使が派遣されていました。琉球館跡は琉球貿易の取引場所でもあり、薩摩藩の外交、貿易の拠点として重要な施設でした。1840年代、琉球にイギリス・フランス艦が相次いで来航し、強大な軍事力をにおわせながら通商を迫りました。これに脅威を抱いた薩摩藩は、ヨーロッパの科学技術を導入して軍備の強化を図りました。
産業遺産情報
建設年代 | 江戸 |
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土地所有者・管理者 | 鹿児島市 |
標柱・説明版 | 説明板有り |
地表遺構の有無 | 琉球館跡に関連する遺構は残っていません。鹿児島市立長田中学校の校庭の片隅に記念碑が建設されています。 |
見学の際の留意事項 | 長田中学校の校内で琉球館の歴史をパネルで紹介しています。見学には学校の許可が必要です。見学の際には授業の妨げにならないようにしてください。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県鹿児島市小川町3-10(長田中学校内) |
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電話番号 | 099-227-1962(鹿児島市教育委員会) |
交通アクセス | 鹿児島市電「水族館口」電停下車徒歩4分 鹿児島市営バス「水族館前」「水族館口」「県民交流センター前」バス停下車徒歩4分 |
駐車場 | 無し |
ホームページ | 明治維新とかごしまみて歩きHP |