【川内川流域県立自然公園】滝、川、梅の名所。古き良き日本を感じよう

川内川河口から曽木の滝の上流域にかけ、変化に富んだ河川流域景観が広がる川内川流域県立自然公園、川のせせらぎや流れ落ちる滝が、大自然の鼓動を感じさせてくれます。

川内川流域県立自然公園の楽しみ方

曽木の滝は落差12mの急崖を飛沫と轟音をあげて落下し、その景観は雄大かつ壮観で「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。川内川中流域にある大鶴湖は発電を目的とした鶴田ダムの造成によりできた湖で、緑豊かな自然に囲まれています。
伊佐市の十曽池公園では春に新緑やツツジを、夏に清流を、秋に紅葉を楽しむことができます。また、公園の上流には清流がこだまする奥十曽渓谷があり、十数個の滝の渓谷美と樹齢100年を超えるスギ、シイ、カシを見ることができます。
紫尾山では360度パノラマの山頂や渓流など自然に恵まれ、森林浴を楽しむことができます。また、川内川では各所でバードウォッチングも楽しむことができます。

自由研究にもおすすめ！学べるスポット

曽木の滝・発電所遺構案内

伊佐観光ガイド「伊佐の風」では、環境学習の一環で、水車の模型を作成し、水力を使った発電について案内しています。

鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
TEL.0995-28-2600（曽木の滝観光案内所）

ボランティアガイド「伊佐の風」

伊佐市エリアのおすすめスポット

伊佐市は熊本県と宮崎県の境にあり、市内を流れる川内川は表情豊かで遊び心を刺激してくれます。上流には十曽池など緑に囲まれたやすらぎの場所があり、渓流では釣りやバードウォッチングが楽しめます。一方、市内から下ると東洋のナイアガラと讃えられる曽木の滝があり、夏の涼、樹々が色づく秋の紅葉、桜をめでる春爛漫と見ごたえ十分です。また、渇水期のみ姿を現す曽木発電所遺構といった歴史散歩も楽しめます。

奥十曽渓谷

十数の滝が点在し、湧水の見事な渓谷美が見られます。また、樹齢600年を越える日本最大のエドヒガン桜は迫力満点。
※路面状況及び落石等に注意しながら走行してください。
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十曽池公園

「わんぱく広場」「いこいの広場」「水草公園」があり、夏には水遊びや釣り、星空観察などを楽しむ人々で賑わいます。また季節を変えると、違った楽しみ方ができる“遊びの名所”となっています。
湯之尾の滝ガラッパ公園

5月中旬ごろまで約300匹のこいのぼりが湯之尾滝の上を悠々と泳ぐ光景を見ることができます。また川内川の象徴「カッパ伝説」をモチーフとした公園には34体ものカッパ像があります。
忠元神社

伊佐市を“米所”にしたと言われる新納忠元が祀られています。春には桜の名所として多くの方で賑わいます。
桜と川内川

川沿いに並ぶ桜は、地域の方のおすすめスポット。桜の花びらが川を下っていく流れは春の風物詩となっています。
菱刈カヌー競技場

「いさドラゴンカップ」を開催する菱刈カヌー競技場。クリスマス前後になると合宿のため、200艇ものカヌーが集まりまさに圧巻。また近くにはパークゴルフ場もあり、子どもから大人まで楽しめる場所となっています。

チスジノリ

荒田天神付近にはチスジノリが自生しており、国指定の天然記念物になっています。

さつま町エリアのおすすめスポット

鹿児島の奥座敷といわれるさつま町には美しい竹林がひろがっています。まるでかぐや姫に出会えそうな竹林は清々しく、心とからだに新たな力をそそいでくれます。さつま町を流れる川内川はキラキラ輝き、岩肌を激しく水が洗う瀬となり、やや水深の深い渕となって流れていきます。宮之城の轟の瀬は有名で、与謝野晶子などの歌人が訪れて歌を詠んでいます。また、川にはアユを取るアユヤナという昔ながらの漁法を見ることができます。

ホタル

川内川流域では5月上旬より観察することができるホタル。さつま町では、全国的にも珍しいホタル舟を楽しむことができます。（開催有無については要確認・要予約）
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田原の棚田のスイレン

地元の有志で整備を行っているスイレン池。開花は10時～16時で9月頃まで楽しめます。
おしどり橋

冬になるとさつま町のシンボルとなっている「おしどり」が越冬してきます。また川から高い位置にあるので川内川を眺めるのもおすすめのスポット。
水路石橋

江戸時代に築かれた水路橋は、今も現役の用水路として使われています。石造の橋には、長い歳月が刻んだ風格と趣があります。

【絶景ポイント】轟の瀬

与謝野晶子の記念碑があり、ここから見る川内川はさつま町で一番の場所と言われています。

薩摩川内市エリアのおすすめスポット

川内川の河口付近には中洲が浮かび、堤防下には河原が広がり、そこには野草が茂り、鳥たちが羽根をやすめます。特定の気象条件で「川内川あらし」という光景を目にすることも。中流域の両側には田園風景が開け、稲穂が揺れ果物がたわわに実ります。流域にある藤川天神には春を告げる梅の花が咲きます。夏の緑、秋を彩るセピア色の山々、冬には白銀の世界に変わることもあります。