景観
縄文杉/屋久島 圧倒的な存在感を放つ 森の王者に合う
標高1300mの深い森にどっしりと根を下ろす縄文杉。樹高25.3m、胸高周囲16.4mと、現在確認されている屋久杉の中で最も大きく、最長寿といわれている。樹齢数千年の老樹でありながら、瘤(こぶ)が波打つように隆起する木肌の力強さや堂々とたたずむ姿は王者の貫禄たっぷり。片道約5時間のハードな登山になるが、ひと目見るだけで疲れも吹き飛ぶ神秘的な存在だ。山に入る前は必ず登山届けを出し、準備万端でのぞみたい。
標高1300mの深い森にどっしりと根を下ろす縄文杉。樹高25.3m、胸高周囲16.4mと、現在確認されている屋久杉の中で最も大きく、最長寿といわれている。樹齢数千年の老樹でありながら、瘤(こぶ)が波打つように隆起する木肌の力強さや堂々とたたずむ姿は王者の貫禄たっぷり。片道約5時間のハードな登山になるが、ひと目見るだけで疲れも吹き飛ぶ神秘的な存在だ。山に入る前は必ず登山届けを出し、準備万端でのぞみたい。
島に親しむ「島ある記」
歩けばわかる、屋久島の自然のすごさ。
初夏を迎えるころ、屋久島の山肌は自生するしゃくなげできれいな薄桃色に染まる。つぼみは赤色、開花してしばらくはピンク、その後は白色と次第に変化し、3色入り交じって咲く様が美しい。その花々を間近で見られるイベントが「屋久島しゃくなげ登山」(毎年開催)。サポートが充実しているので、登山初心者も安心して参加することができる。屋久島三岳の一つ・黒味岳や、九州最高峰の宮之浦岳など魅力あるコースが設定されている。
里あるき
屋久島の「里」という小宇宙を散策するたのしみ
屋久島の暮らしを言い表す言葉に「海に10日、里に10日、山に10日」がある。それは人々の行き来の様子だけでなく、すべてが、もっと根っこの部分でつながっていることを含んだ表現といえる。まず里には山への信仰の入り口でもある神社や詣所がある。また港には漁の安泰を願うエビス様が祭られている。さらに登山道にも続く路地や山の恵みである湧水、海岸沿いの温泉といった屋久島を象徴する星たちも散りばめられ、小さな宇宙を形成している。里は10日過ごしても飽きることのない贅沢な空間である。
屋久島の暮らしを言い表す言葉に「海に10日、里に10日、山に10日」がある。それは人々の行き来の様子だけでなく、すべてが、もっと根っこの部分でつながっていることを含んだ表現といえる。まず里には山への信仰の入り口でもある神社や詣所がある。また港には漁の安泰を願うエビス様が祭られている。さらに登山道にも続く路地や山の恵みである湧水、海岸沿いの温泉といった屋久島を象徴する星たちも散りばめられ、小さな宇宙を形成している。里は10日過ごしても飽きることのない贅沢な空間である。
大自然に浸かる
火山の島ならではの自然湧出の温泉
ご当地料理
郷土料理も豪快!
お土産
まだある!「屋久島・口永良部島」の楽しみ方
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屋久島里めぐり
独特の歴史や文化によって形成されている各集落の魅力を知るツアー。地元の語り部たちの案内で、ガイドブックには載らない史跡巡りや地場産業見学、人々の暮らしなどを見て回ることができます。もっと見る -
志戸子ガジュマル公園/屋久島
樹齢500年以上ともいわれる巨大なガジュマルやアコウなど、貴重な亜熱帯植物が多く見られます。パワースポットとしても人気。自然の不思議な生命力を目の当たりにしてみませんか。もっと見る -
トロッコ道/屋久島
荒川の渓流沿いに、トロッコ道と呼ばれる屋久島森林鉄道の運搬車両用軌道がある。照葉樹林の中、小さなトロッコがガタンゴトンと音を立てて走るのどかな情景はまるで映画のワンシーンのよう。もっと見る -
ヤクシマザル・ヤクシカ
屋久島のみ生息する固有種で、本土のサルやシカと比べて体が小さいのが特徴です。森の中で愛らしい姿をよく見かけます。 -
エラブツツジ/口永良部島
薄桃色の花びらが可愛らしい「エラブツツジ」。本村港の南東側に鎮座する古岳の山頂付近では、6~7月にツツジが満開を迎え、あたり一面が可憐な花畑に。登山ゴールの楽しみの一つでもある。
※要火山情報確認
ウミガメは豊かな自然環境のシンボル
屋久島は日本有数のウミガメ産卵地で、毎年5~7月にかけてアカウミガメとアオウミガメが上陸する。最近その数が減ってきていることから、NPO法人屋久島うみがめ館では、ウミガメの保護・調査活動を行っている。産卵や放流など、浜辺での見学はNPO法人屋久島うみがめ館のレクチャーを受けてからが望ましい。2009年度から環境省により、地域の行政機関や関係団体が合意した自主ルールとして、「永田浜ウミガメ観察ルール」が策定された。
■写真提供:NPO法人屋久島うみがめ館
■NPO法人屋久島うみがめ館 TEL:0997-49-6550