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獅子島

県最北端の紺碧の海にいやされる

鹿児島県最北端の海がこれほどまでに青かったとは…。長島本島への入り口、日本三大潮流の黒之瀬戸に架かる大橋(全長502メートル)を渡るとき、限りなく広がる大海を目にして感動を覚えずにはいられない。長島町には伊唐島や諸浦島など大小23の島々が点在する。高台からだけでなく、メインストリートを走りながら、空と海の青、島々の緑の美しいコントラストを眺められるのも、ドライブの楽しみのひとつだ。
本島から乳之瀬橋を渡り、諸浦島の港からフェリーで約20分、八代海に浮かぶ一番北の離島が獅子島。小さな入り江が多く、ブリやタイなどの養殖業が盛んで、特にブリは脂がのり身もしまっていておいしい。農業は甘夏みかんやユニークな形で人気のデコポン栽培が行なわれている。毎年2月には、島内外から多くの人が参加する「獅子島ウォーク」を開催(令和4年2月は中止)。あるがままの豊かな自然に触れながら、ゆっくりと心のあかを落としたい。
【周囲】:獅子島36.5km

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■問い合わせ先
長島町水産景観課 TEL:0996-86-1137

島に親しむ「島ある記」

島に親しむ「島ある記」-1

恐竜の歯の化石発見!冒険心をかきたてる夢の島

約2億年前に海底から隆起してできたといわれる獅子島は、化石の島または恐竜の島ともいわれている。地層や海岸の石から化石の王様アンモナイトや珍しい貝の化石が数々発見されているからだ。鹿児島県内で最も古い大型草食恐竜の歯の化石が見つかったのも獅子島東部の海岸。化石は町指定の天然記念物で無断採取は禁止されているが、この地に息づいた何億年も前の出来事に想いを馳せるだけでワクワクしてくる。

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