集成館事業の高炉や砲身に穴を開ける装置(鑚開台)に必要な動力(水力)を得るために築かれた水路の取水口跡です。
元々島津家別邸の生活用水として吉野大地を流れる棈木川(あべきがわ)の水を引いていました。そこから新たに水路を築き、約7kmに渡って導水して、集成館の水車に水を供給しました。
関吉には、棈木川から取水した当時の取水口跡が残っており、疎水溝の一部は現在も灌漑用水として利用されています。
2015年7月5日に世界遺産一覧表に記載されることが決定した「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつです。
基本情報
交通アクセス | 鹿児島中央駅から車で約25分 |
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